↑から再び転職したので書いてみる
上司:コミュニケーションや文章を書くのが苦手なら本を読めば良い
一見理にかなっている発言ですが、実はこれには罠があります。本というのはあくまで知識や知見を纏めたものに過ぎないので、リアルタイム性が低く、中身そのものも著者の思想が色濃く出ることがあります。また、中身が古いことがほとんどのため、最新の情報であれば問題ないのですが、基本的には「既に知っているもの」を再度学習する形となってしまうため、本は文章を書くのに不向きです。
もう一つとして、自分で手を動かさないことから受け身になってしまうのも、いわゆる受け入れがたい習慣ということで若者には向きません。若者の多くは仕事に受け身、行動は自発的な傾向にありますが、本は全くの逆を行っています。
先輩:これって当たり前なんですよ(技術を紹介しながら)、これを使わないと非効率!
技術者によくある病気の一つとして、「あるべき論」から言葉が始まることが多いです。周囲にいる技術者も大体「こうあるべき」を信じていますが、これにはある種の妄信的な思想から来るとされています。
この発言も同じなんですが、「こうでなければいけない」ではなく「こうあった方が良い」のであれば受け入れられますが、大概はそうではありませんし毎回意見の衝突になってしまいます。この発言の他にも以前まとめたものとして「リーダーはあくまで円滑なコミュニケーション」といったものがありましたが、この先輩は明らかに円滑なコミュニケーションをするための環境づくりに協力しませんでした。
技術を使うことのメリットを上げれば全然良いんですよね、でもできないらしい。
上司:数字を上げないとだめ
これも実際のところ、上司の主観での判断のため、数字がどう上がっているかの説明すらありませんでした。部下への説明責任はあるはずなんですが、そういった場も自分から設けないため、部長とは?という気持ちになっていました。
今回はちょっと簡潔ですが、こんな感じです。技術者って一体どういう生き物なんでしょうね…。