前職で聞いたクソみたいな発言を紹介していく

いい感じに今の職場にも慣れてきたので、そろそろ振り返りがてら書いてみました。

生々しい話が多いです。

部長:うちでは残業が多いけど、業界としては当たり前

新卒の時に言われました。確かにIT企業って残業は多いんですが、それをできたてホヤホヤの新人に言っちゃうんです…?

まさかこれと同じ言葉を自分の後輩に言うとは思いませんでした。

先輩:え…?この製品の技術?わかりません!

(´Д`)ハァ……えぇ……分からんとつこうてたんかい。パッケージ開発の会社でしたが、肝心の技術については誰も把握しておらず、具体的な説明はありませんでした。中途ならともかく新卒相手にそんな事言っちゃって、製品の開発に支障でないんですか…?という感想でした。

後に自分で解析して後輩の研修で説明する羽目になるとは…トホホ…。

ちなみに技術はSOAPとWeb参照を用いたクライアントサーバシステムをClickOnceで配布するという形態で、ある程度MVC自体は守りつつも冗長性(Ctrl + CとVしまくる感じ)を残したシステム。言語は.Net 2.0で…というのが自分よりも先に入った先輩が誰も分かっていませんでした。業務についてはバチクソ分かるようなんですが、技術が分からないともはや意味はない。

社長:頑張れば認める(要出典)

当初は「頑張ったら認めてもらえるんだー!やったー!」と思っていたら、まさかの評価制度が印象だけという衝撃の事実に襲われました。360度評価やある程度目安になる評価指標を導入していない会社が言ってきたら、間違いなく安月給で使い倒す事がほぼ100%だと思っていいです。

後にこの言葉が完全に信用を失う…というのは火を見るよりも明らかですね!

部長:遅れたら残業して戻せ。休んでも残業して戻せ。仕事は増やすけど。あ、残業禁止だったわw

だんだんと忙しくなってきた2年目、発言元の部長自体はPJにほぼ無関与なんですが…。既にこの時には一部PMも請け負っている状態で、開発をしながらマネージャをする2年目という訳のわからないような状態になっていました。入社2年目で4,5年目の社員をマネージングしつつ、技術もままならないのに開発も進めていく地獄が起きてましたが、どうにかして工数を削る調整をして有給を取得したらこんな言葉をかけられました。

後にこの言葉が現実となり、有給が実質使えない状態になるまで…2年でしたね。

先輩:この書き方(MVC)分からないから、とりあえず既存の(1関数に全部書き込む)に合わせて!

内容は構文解析なんですが、既存の書き方だと絶対に汚すぎてまともに動作するコードにならないと思って何度かチェックインしていたら言われた言葉。挙句の果てに「初心者でも分かるコードを」などと言ってくるわけですが、残念なことにこういうモダンな書き方になればなるほど初心者向きだったりします。むしろ関数に全て書き込む方が保守性にも拡張性にも欠けており(C++とか一部はそうなのでびみょいですが)、そこまでして既存の書き方を守るという意味が分かりません。

完全にこの会社、技術力がないと思わされた瞬間で、今後の転職にあたっては一番の理由になっていたりします。むしろこの状態でよく4年目まで持ったな…。

ちなみに、後で優秀な後輩(Go言語やReactをバチクソやってる)も入ってきますが、上司と結局ぶつかりました。

専務:仕事をやってないから給料減らすね

仕事の定義って何?とも言いたくなるようなセリフですが、実際に出てくるもんなんですね。積極的にマネージャや営業、開発をこなした上で、残業も軒並み2,30時間(もちろん申請は全て却下されるのでしない)だったのに、こんな言葉を出されたのではやる気がマントルにまで堕ちるのは当たり前。逆に「どういう事を指して仕事なのか」と聞くと、「やることを必死にやれば良い」というスーパークラス的な訳のわからない回答が返ってきました。

評価指標がない会社では、とりあえずやったら評価されるとは言われるようですが、組織として腐ってくるとこういうパターンが平気で出てくると思って良いです。

仕事は上から下へ与えられるものですが、上がこういう言葉ばかりではもはや仕事をしている意味はないと思っていいです。

部長:1時間集中できるなら8時間どころか10時間は当たり前

ウサインボルトがマラソンを走れば良いみたいな発想、たしかに悪くはない(ペースを守れば)んですが、できる人だけがやれば良いだろうというものです。残念なことに日本人の9割はできないと思いますが。仕事である程度自主的なペースを持ってやっていたらこんな言葉を言われる職場って、一体どんなブラックなんでしょうねぇ。

仕事を始めてよもや3,4年となる時期に、自己管理を真っ向から否定する発言だったのでもはや何も耳に入ってませんでした。

社長:コミュニケーション少ないから、やっぱ出社前提にするわw

出社してもろくに雑談がなく、社員どうしのコミュニケーションはほとんどなかったので結局全く変わりませんでした。それでも出社は変わらず…。

部長:男に生まれたからには筋肉質で健康的な肉体が必須。ガリガリでもデブでもだめ。

はい出ました、典型的な固定観念を押し付ける発言。この他にも色々言ってましたが、ある意味これが一番ひどい発言だったと思ったので抜粋しました。

社長:うちの会社は近所じゃ一番社員をよく思っている

はい出ました口先だけの催眠文句。今までの発言をまとめた上でもこんな事が言えるかとなればまず無理でしょうね。組織は一枚岩ではないとよく言われますが、ここまでひどい状態でこの発言をされても説得力はまずないです。

ちなみに、新卒3年の残存率は5割を切っていました。どこが社員を思うんでしょうかねぇ。

部長:空いた時間に副業やってるんだろ?

めっちゃ当たり前のことを言いますが、副業規定について会社側では何も伝えられていません。つまり自由なわけですがそういう暇もありません。

そもそも社員にそう言ってしまう上司の顔は思えば思うほど嫌になります。部下にそういうことを平気で言える神経、どうやったら育つのか気になるところです。

部長というか会社:リモートでは残業代出しませんが、業務量は変わりません。

堂々と労基法違反を掲げてきました。手遅れ。リモートになってからのべ残業時間は1ヶ月平均40は超えてますが、一切支払いはありませんし、申請も絶対通りません(会社が拒否)。

専務:うちでできないのに他社でできるわけないでしょw

まあ案の定この言葉を聞きました。ただ退職後のやり取りだったので、在職中に聞けなかったのがある意味残念ですがw

とある書類が必要になったので請求したところ、「急に今言われても」などと言われる始末。期日2週間前に請求するところのどこが急なんでしょうね。

思いつく限りの発言をざっと紹介してみました。IT企業の中にはこういった前時代的で脳筋な企業も多いということを頭の隅っこに入れておくと良いかもしれません。私自身、まさか転職…?という決断をするとは思いませんでしたが、行動自体はしてみるものです。

今では別の意味で苦労や努力はありますが、少なくともこういった発言ではなく、セルフマネージメントやチームビルディングといったもっと高度な内容での話になるので、あまりマイナスではないかなという気持ちです。今後につながるようであればどしどし悪い職場は辞めてしまいましょう、良い職場に行きましょうという意味では良い刺激になればなと思います。

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