サーバールームで働かせてくれ!

サーバー管理者への道の他に、もう一個連載しようかな?ということで新しくShinanoInSoftwareを立ててみることにしました。

元ネタはお察しの通りJoelOnSoftwareです。

読み物としてはあまりにも適当で、それでいて現場のヤツです。

ちょっとサーバールームで働かせてくれ!

ひょんなことからこんな話を耳にしました。どうやらサーバーのファンの音が好きそうな変わり者なのかなということで、一度サーバールームに机とか一式を用意。「いやいやそういうことじゃなくってさ」と次の日返ってきたので、じゃあサーバールームの入口にでも置こうかと。それでもダメだった。なんで?

サーバールームは聖域で、それでいて勝手に動いてて、入室手続きはなぜか面倒で、それでもサーバールームにsshで入れないからと毎日読書感想文のごとく入室試験などをしている。無駄だと。でもそうでもしなければセキュリティは確保できない、まあそうでしょうね。

次の日、サーバールームの隣の部屋が空いたので、そこを彼に用意しました。そうすると仕事の能率が上がるわ、集中力が良くなるわということで、彼専用コーナーとなっていました。

なんで個室なん?

あらあら、色々施した方策が上役の人に見られてしまったので、元に戻しました。そうすると彼はすぐに会社をやめてしまい、部屋だけ残っていました。彼、ドイツから来た人だったんですが、よくする話の中で「オフィスに金を掛けて欲しい」ということを耳にしたので、じゃあオフィスの設備を豪華にしようということで上役が動いてました。

ちょうど鈴木雅之の曲がラジオで流れましたね。近くにいるエンジニアでしょうか。上役が気づいてそのエンジニアに「仕事中は会話するからイヤホンはだめだぞ」と声をかけました。すると「え?職場で会話してないのに?」と返ってきました。

その時初めて上役は自分のしたことに気づき、会社から出て彼を追いかけましたが、あとのまつりだったようです。

価値は人それぞれ

上役はどうやら現場がどう思っているかを聞かないまま、自分自身の価値観で行動してしまったようです。

ドイツから来た彼は「職場=集中するところ」と言い、エンジニアの彼は「職場=リラックスするところ」と言います。どちらも価値観の問題ですね。

そんな上役と現場が合うことはありませんし、ドイツから来た彼もエンジニアの彼と職場でうまく行きません。価値観は人それぞれなので、それを許容できるだけのオフィスを用意しましょう。ITの会社はとりあえず豪華とか、そういうのは基本的に現場からは嫌われるのがオチです。

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